展示の更新が進められている長崎原爆資料館は年表に「多数の民間人や捕虜を殺害する南京事件」と記述して展示する予定でいると「長崎新聞」が伝えていましたが、それに対して11月14日「世界に伝わる原爆展示を求める長崎市民の会」が現在の「大虐殺」という表記を維持するよう求め、19日に開かれた同館審議会では委員のひとりから「南京事件は起きていない。展示には出さないでほしい」との意見が出されたと伝えています。
南京事件が東京裁判に持ちだされたのはアメリカの原爆投下を隠すためともいわれてきました。実際、原爆開発が行われたアメリカのロスアラモスにある「サイエンス・ミュージアム」には「”南京大虐殺” 日本軍、首都占領後に暴虐行為に集中」と記述された年表が展示され、南京事件がその年の一番か二番かの大事件として扱われており、アメリカの思いが裏書きされているとわかります。すでに南京事件は戦時宣伝であると明らかになっており、年表に記述すること自体が間違っているのはいうまでもありません。
「大虐殺」という表記を求めている団体は「アジアの人々から日本による侵略戦争の負の歴史を直視していないと受け止められる」と指摘し、さきほどと違う審議会の委員は「消してしまうと、世界の人は知っているのに、日本だけは隠しているということになる」と指摘しています。どちらもイデオロギーにとらわれた見方で、これでは展示を見て原爆の悲劇を心から受け止めるひとはいないでしょう。
