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 ブライアン・リグは、著書「ジャパンズ・ホロコースト」で、南京事件は昭和十二年七月に上海から始まったなどと主張し、日本で反論が起きましたが、その反論をリグは厳しく非難しています。
 半年前、リグはユーチューブ「スパイチャンネル~山田敏弘~」の「#525 今話題の本の作者にインタビュー」のなかで、日本は残虐な国民であると主張していましたが、「#644 日本のホロコーストを書いた著者に直撃!」で日本の反論をこう非難しています。
 日本は資料を使った具体的な反論をせず、南京公文書館などが確認した写真についても間違いというだけで証拠を示していない。研究調査のために南京を訪れると中国人は手伝ってくれたが、日本人は資料を隠している。「ウォール・ストリート・ジャーナル」が取りあげて「ジャパンズ・ホロコースト」は売れているが、日本で発売予定はない。
 こう非難したうえ、日本軍の十数パーセントは朝鮮人が占め、原爆の犠牲者十万人のうち三万人は朝鮮人であるが、日本は十分な補償をせず、日本によるホロコーストの犠牲者は三千万人どころか四千万人に達する、と非難を強めています。
 リグは根拠となる資料を挙げているものの、一次資料はほとんどありません。朝鮮人についての数字も根拠がなく、リグが言っているだけです。一方的に非難する姿勢はまったく変わっていません。... 続きを読む

 南京事件を教科書に書くべきか、書かざるべきか、「新しい歴史教科書」を主導してきた藤岡信勝氏と「令和書籍」の主筆竹田恒泰氏のあいだで論争が繰り返されてきましたが、「月刊正論」十一月号で二人が直接対決することとなりました。「藤岡信勝VS.竹田恒泰 『南京事件』教科書に書くべきか、書かざるべきか」がその記事です。... 続きを読む