外務省ホームページの南京事件に非難の声があがっていますが、山上信吾前駐豪大使と、豪州で慰安婦像設立を阻止した山岡鉄秀氏による対談本「歴史戦と外交戦」(ワニブックス)がひとつの解決案を提示しています。
山岡鉄秀氏は外務省のホームページが虐殺説・虐殺否定説の両方に言い訳できる表現をし、そのうえ「非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない」の英語部分で、かつて「noncombatants(非戦闘員)」のまえに「a large number of(大勢の)」を入れ、日本以外の人たちに「大量虐殺」をイメージさせるような表現をし、河野談話とおなじ手法を取っている、と厳しく非難しました。
これに対し山上信吾氏は、「日本政府も虐殺があったとは認めていないので、それを説明する際には、日本語でも英語でも『虐殺(Massacre)』という言葉を使っていません」とする一方、「『非戦闘員の殺害・略奪行為』の発生を明示的に認めることで、『虐殺があった』という左派や外国勢力に配慮したものになっています」と分析、そのうえで「市街地での戦闘行為が民間人を巻き込みかねないことは、古今東西共通の問題です」「日本流の奥歯にものが挟まったような国会答弁的ラインでは、意味が不明瞭で通用しません。『大虐殺があった』と声高に喧伝して回る中国側のキャンペーンに対抗しうる有効な反論にはならない」と指摘、「日本政府が発信する際には、公式論で『非戦闘員の殺害・略奪行為を否定できない』と無味乾燥に説明するのでなく、当時の南京の特殊事情も併せて説明する必要があります」と提案しています。
月: 2025年5月
興亜観音に対する中国人のいやがらせ
熱海市の伊豆山に建立されている興亜観音は、南京攻略戦の司令官であった松井石根大将が日中の提携を願うとともに、支那事変で戦死した日中双方の兵士を弔うため、昭和十五年に建立したものです。松井大将は戦後の東京裁判で南京事件の責任を問われ処刑されましたが、最後まで南京事件を否定しました。そのようなことですから、松井大将が健在な戦前だけでなく、処刑された戦後も、熱海市長が奉賛会会長に就任するなどして興亜観音は護持されてきました。
中華人民共和国では、毛沢東が死んでから南京での犠牲者は30万人にのぼるといいだし、やがて12月13日を国家で犠牲者を追悼する日と定め、それに躍らされている中国人により興亜観音へのいやがらせや脅しが起きだしました。
今年1月26日、中国人若者が興亜観音へ来て、参道に小便し、無断侵入に気付かれると参道脇の崖にチラシをばらまいて逃げました。また、中国人の徐浩予は「(南京事件で)30万人の平民を殺した」と語り、来年九月の熱海市長選への立候補を語っています。
興亜観音ではほかにも中国人によるいやがらせと思われることが起きています。中国人が帰化して熱海市長選に立候補する問題は参議院行政監視委員会で取りあげられています。神社仏閣へのいやがらせは京都でも起きており、南京事件をはじめとして外務省の中国に対する姿勢があらためて問われています。
