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南京事件のうわさ話を中学校で授業

 仙台市の中学校で、南京事件について、強姦が千件も起きた、などと教えていることがわかった。
 強姦千件というのは、南京にいたドイツ人ラーベの日記に記述されていることだが、単なるうわさ話である。ほかにもラーベは二万件の強姦が起きたとドイツ領事館に書き送っている。日記を読むと、ラーベの周りで起きた強姦は一件である。そのようなうわさ話を事実として教えているのだから、すぐに取り消さなければならない。そもそも強姦など教員が教室で話すことではなかろう。
 仙台市では十七年前も小学生に南京事件として百人斬り競争を教えていた。このとき児童たちは教えられるまま「野田さーん 向井さーん バカヤロー 人で遊ぶんじゃねー! コラー オラー 人間のクズめ!」などと感想を書いていた。百人斬り競争は戦意高揚の創作記事であり、そんなことをわざわざ教えて児童を品性下劣にしている。
 このときの授業は仙台市にとどまらず宮城県全域に及び、二百人の教師が同じような授業を行っていた。県教育委員会が中止指導に乗り出したが、もともと教育を主導したのが県教職員組合だったことから、県教職員組合は反発、結局、授業中止だけでとどまり、処罰などなかった。
 問題が一段落したとき、この問題の対処にあたった仙台市教育委員会の担当者にたずねた。
 担当者は、自分が生徒だった昭和三十年代、南京事件が教科書に載ることはなかったから、南京事件をほとんど知らず、当然のことながら百人斬り競争についても知らず、産経新聞が報道することによって、問題であることを知った。
 しかし、使われた教材や児童の感想文を読めば、自虐的な教育であることはすぐわかる。こんなことを教えるならほかに教えることはいくらでもある。市教育委員会に勤めているといっても、高校の校長も務めるくらいだから、そのようなことはすぐわかるはずだ。しかし、県教職員組合が怖いのか、自分で判断せず県教育委員会に転化しようとした。すると県教育委員会も同様で仙台市教育委員会に任せようとする。
 結果として県教育委員会が学習指導要領から逸脱していると中止させたが、悪いのは報道した産経新聞であるような担当者の口ぶりだった。
 このようなことがあったから、今回の出来事が起きるのは当たり前なのである。
 この問題を考えると、昭和五十七年に外交問題を教科書に波及させた当時の宮沢喜一官房長官に行きつく。条項を逆手に取ってこのような教育をする教員も悪い。それを指導しない学校長にも責任がある。
 宮沢喜一官房長官の設けた近隣諸国条項が元凶だとしても、近隣諸国条項が生まれて三十年以上経過している。宮沢喜一が悪いなどと言って済まされない。三十年以上もそのままにしている国民にも責任がある。十七年前も、今回も、市民から声が上がり産経新聞が報道したのだろうが、われわれはもっと行動しなければならない。

2 thoughts on “南京事件のうわさ話を中学校で授業

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