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「国体文化」が南京攻略戦を連載

日本国体学会機関誌で、里見日本文化学研究所発表機関でもある「国体文化」6月号が南京攻略戦を取りあげています。

数か月まえから支那事変の戦史としてはじまった連載で、前回は上海が日本軍の手に落ちたところで終わりました。今回は、昭和十二年十一月下旬の戦闘からはじまり、日本軍が南京城のまえまで進んだ十二月十二日までが描かれています。

著者は里見日本文化学研究所客員研究員の宮田昌明氏、連載は詳細な戦闘記録もので、戦記を読みなれていないと難解ですが、支那事変について理解を深めようとするには格好な連載です。

また、戦闘記録にとどまらず、百人斬り競争論争を取りあげ、さらに日本軍の不法行為は杭州湾上陸作戦からはじまったという笠原十九司の説を紹介し、南京事件にかかわることにも言及しており、来月号へつづきます。