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外務省ホームページを認める広島テレビ

十二月二十一日、広島テレビ「広テレ! NEWS」が放映した「回顧2023 『はだしのゲン』とヒロシマ」は、外務省のホームページが南京事件を認めきちんと書いている、と報道しました。

番組は「はだしのゲン」の著者が死んで十一年が経ち、著者の訴えたいことが忘れられているとする内容で、原爆被害教職員の会が制作した副読本「ひろしま」が三光作戦を書いていたことを本当のことを伝えているとし、つづいて清水潔にインタビューし、外務省ホームページは南京事件を記述していると語らせています。

清水潔はテレビ番組の制作者で、平成二十七年に「NNNドキュメント 南京事件」を制作しました。そこでは事実を歪め、資料を自分で探したような番組づくりをして批判されましたが、批判をまったく無視した人物です。林外務大臣が四月三日の参議院決算委員会で外務省ホームページの記述に根拠がないと答えたことを知らないようで、さらに「回顧2023 『はだしのゲン』とヒロシマ」の制作者もそのことを知らず、そのまま放映したのでしょう。三光作戦を事実としているように、中国の宣伝媒体のような番組づくりをしています。