敗戦から80年目を迎えたことから、テレビ、ラジオ、出版、ネットなどで南京事件が例年より多く取りあげられていますが、そのなかで南京事件を完全に否定する本が発行されました。青木康監修「封印された日本軍の真実」(宝島社)で、写真を多用したムック本です。
この本は、巷間流布している歴史をGHQが植えつけたものとみなし、自虐史観、朝鮮併合、アジア解放、靖国神社などに分け、さらに項目ごと見開きに収め解説しています。南京事件は「第2章 反日に隠された『日中戦争』の真実」で取りあげられており、そこでは、南京事件の写真といわれているものは捏造されたもの、ベイツの南京事件に関する証言は事実に基づいていなかったこと、東京裁判に出された埋葬記録もつくられたものであることなどが説明されています。また、南京事件を主張する人たちが虐殺の例としてあげる幕府山事件と中国兵の処刑を取りあげ、幕府山事件は捕虜を釈放しようとしたとき暴動が起きたため射殺したもので、中国兵の処刑は便衣兵であったことによるもので国際法に違反していないことを説明しています。写真を多く引用することで理解を容易にしています。
