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八月十九日、NHKはラジオ国際放送の中国語ニュースのなかで「南京大虐殺を忘れるな」と放送しました。

NHKによると、これらは原稿放送のあと「尖閣列島は古来からの中国の領土。NHKの歴史修正主義とプロフェッショナルでない業務に抗議します」と中国語で放送し、さらに英語で「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。731部隊を忘れるな」などと放送、約二十秒にわたったといいます。

NHKは中国籍の外部スタッフによるものだとし、国際番組基準に抵触する極めて深刻な事態としていますが、このようなことが起きるのは、放送されたことがNHK内部で事実とみなされているからでしょう。昨年四月、林外務大臣が外務省ホームページの南京事件記述について根拠はありませんと発言したにもかかわらず、NHKはニュースなどでまったく取りあげていないことからも裏づけられます。

今年三月、アメリカで「Japan’s Holocaust」と題する四百ページ余りの本が刊行されました。日本軍は昭和の二十年間で三千万人を殺戮し、ドイツを上回る残虐行為を行い、まさしくホロコーストであると主張しています。とくに硫黄島での残虐行為と南京事件をあげています。

しかし、新しい証拠はなく、これまでの寄せ集めにすぎません。アイリス・チャンの「レイプ・オブ南京」が南京事件にホロコーストという言葉を使い、アメリカで批判されましたが、それでも「Japan’s Holocaust」はホロコーストを使っています。

とはいえ、著者はアメリカの陸軍大学で教えているといっており、刊行されたことは残りますので、放っておくことはできません。そのため公開研究会を開き、反論していくことになりました。

研究員にはマーク・ラムザイアー教授、ジェイソン・モーガン准教授、政治学者ロバート・エルドリッヂ氏、歴史家マーク・フォン・シューラー氏たちも加わり、専門としている分野で反論していくことになります。アメリカ生まれの研究員たちが発信することにより南京事件に対するアメリカの見方が変わると期待されます。