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朝日新聞の南京事件報道と河村たかし議員の質問主意書

 朝日新聞は連載「百年 未来への歴史」の5月26日付け「1937~39(昭和12年ー14年)」で、「日本軍は南京を攻略した。現地軍は殺人、性的暴行、略奪をほしいままにし、『南京虐殺事件』を引き起こした」と記述しました。
 この報道を踏まえ、河村たかし衆議院議員は6月6日「政府は『南京虐殺事件』を起こしたと書かれているものが、本当にあったと考えているのか、見解を問う」との質問主意書を政府に提出しました。河村たかし議員は、民主党衆議院議員当時の平成18年6月、南京事件に関する質問主意書を提出し、名古屋市長在任中の平成21年9月15日に市議会で南京事件は疑問と発言、20日には中国共産党南京市委員会の委員に対し南京事件はなかったと述べています。
 河村たかし議員の質問に政府は6月17日「日本軍による南京入城後、非戦闘員の殺害又は略奪行為があったことは否定できないと考えている」とこれまでとおなじように答えるだけで、質問には答えませんでした。
 朝日新聞の記事は、南京の中華門へ向かう軽装甲車の写真を大きく掲げ、「蒋介石は1937年12月12日、南京の主力軍に撤退を命令」と記述しています。蒋介石が撤退を命令したのは12日より以前のことで、11日には顧祝同から南京守備司令官唐生智に撤退命令が伝えられています。無知から来る南京事件に対する政府の姿勢がこのような誤った記述を横行させているのでしょう。