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外務大臣は中国の南京事件に抗議する意思なし

 5月27日、参議院の外交防衛委員会で佐藤正久議員が南京事件を取りあげました。
 佐藤正久議員は、中国が主張するに南京事件ついて「外務大臣はこれまで中国に申し入れてこなかった」「外務大臣のレベルでいわなければ」と指摘し、「日本の名誉と尊厳にかかわる」と外務省の対応を求めました。それに対し岩屋毅外務大臣は「どのレベルでどういう働きかけをするかについては、何がもっとも効果的で適切かという観点から判断してまいりますので、そこはお任せいただきたい」と答えました。そこで佐藤正久議員は「そんなに中国に気を遣う必要があるんですか? 韓国の方には言って、なんで南京事件になるといえないんですか?」と厳しく批判しました。
 昨年12月13日、中国にある日本人学校が休校になったりオンライン授業をせざるえないなか、在日中国大使館は南京事件犠牲者の冥福を祈りましょうと危機感を煽りましたが、そのとき外務大臣は何も対応していません。岩屋外務大臣はお任せいただきたいといいますが、何もしないでしょう。
 岩屋外務大臣は最後に「歴史問題への対応については、いちいち内容をつまびらかにすることは避けたい。相手国の事情、案件の性質、タイミングなど、諸藩諸の事情を総合的に勘案して判断してまいります」と答え、あらためて逃げの答弁をしました。