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「新しい歴史教科書をつくる会」の発足により南京事件の記述は減少

 「新しい歴史教科書をつくる会」は平成8年に発足しましたが、それにより中学校教科書の南京事件の記述はどうなったのか、「新しい公民教科書」の代表執筆者の小山常美氏が「史」5月号に書いています。
 それによれば、平成8年に検定合格した歴史教科書は、「東京書籍、大阪書籍、清水書院、帝国書院の4社が『南京大虐殺』と記し、日本書籍は15-20万虐殺、教育出版は20-30万虐殺、日本文教出版は20数万人と記し、全社が大虐殺派の立場をとっていた」。
 その後どうなったかについて、「『新しい歴史教科書』の登場以来、『南京大虐殺』と位置づける教科書は徐々に減少していく」「『新しい歴史教科書』27年版では虚構の『南京事件』を記載せず合格した。画期的なことであった。『新しい歴史教科書』の奮闘も相俟って、大虐殺派の教科書は平成27年版では東京書籍と清水書院の2社に、令和6年合格版では東京書籍1社に減少した」
 このようになり、小山常美氏はこういっています。
 「『つくる会』効果は確実にあったのである」