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英議会報告書の南京事件に関し外務省へ抗議

 英議会報告書が南京事件を「世界史上見られなかった蛮行」と記述したことは日本でも話題を呼び、4月2日の「Mio’s 動画チャンネル」や、4日の「スパイチャンネル」が取りあげました。

 報告書の責任者であるアンドリュー・ロバーツ貴族院議員は根拠に基づかない主張を展開していますが、このような記述をするのも外務省ホームページが南京事件を英文で発信しているためと考えられます。そこで戦争プロパガンダ研究会と国際歴史論戦研究所はホームページの撤回を求め、外務省へ抗議しました。抗議文は下記の通りです。

外務省アジア大洋州局長殿

抗議文

3月18日、英議会の超党派委員会が令和5年10月のハマスによるイスラエル奇襲に関する報告書を公表しました。報告書はその中でハマス戦闘員の行為を「1200人近い罪のない人々が実際にハマスとその協力者によって殺害され、その多くは1937年の南京大虐殺以来、世界史上見られなかった残忍な蛮行の現場で殺された」と記述しています。

報告書の責任者はアンドリュー・ロバーツ貴族院議員で、アンドリュー・ロバーツ議員は昨年3月に発売されたブライアン・マーク・リッグの「ジャパンズホロコースト」に「まえがき」を寄せています。歴史家でもありますが、「まえがき」は根拠のない記述に終始し、たとえば日本が敗れたとき中国に駐屯していた日本軍を520万と記述していますが、駐屯していたのは110万です。このような知識と姿勢から「まえがき」に南京事件を取りあげ、英議会の公文書にまで史上見られなかった事件と記述したのでしょう。

令和5年4月、林芳正外務大臣は外務省ホームページの南京事件に関する記述に根拠はないと答弁しながら、依然としてホームページをそのままにしています。このことも超党派委員会の報告書が南京事件を記述する要因になったと推測されます。

外務省ホームページの早急な撤回を求めます。

戦争プロパガンダ研究会会長 南京の真実国民運動会長 阿羅健一
国際歴史論戦研究所会長  慰安婦の真実国民運動会長 杉原誠四郎