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「琉球新報」が南京事件の反省を主張

南京が陥落した十二月十三日、「琉球新報」は「社説」で南京事件を取りあげ、多数の中国人を虐殺した歴史を語り継がなければならないと主張しました。そのうえ、歴史には前史があり、前夜もあり、民間港湾や空港、公道を大っぴらに使用している日米軍事演習や自衛隊基地の拡張は前夜か前史ではないかといっています。
今年は南京戦から八十七年で、区切りの年でもなく、南京戦について記録が発掘されたわけでもありません。「琉球新報」は前日の12日から「戦世ぬ沖縄 戦後80年」として県民からの話を掲載していますが、戦後八十年を迎えようとして戦争体験者はほとんどおらず、また聞きの話が語られるだけです。この日も「南京戦 記憶語らず」「聞けなかった 南京の体験」と第一面と第二十三面でのせていますが、南京事件や虐殺が語られているわけでありません。
南京事件にちなんで主張するなら、中国にいる日本人児童の安全が危惧されているいま、中国が南京事件を煽っていることでしょう。紙上で語られていることは子供だましであり、自衛隊基地拡張の批判などと併せ中国に迎合しているだけです。