コンテンツへスキップ

「平和を願う文京写真展」が歴史の歪曲

八月二十八日から三十日までの三日間、文京シビックセンター一階で「平和を願う文京戦争展」が開催されました。毎年開催され、今年は七回目となります。

展示の中心は従軍兵士の村瀬守保が南京で撮った写真で、「平服の民間人が」と題する写真が「虐殺されたのち薪を積んで油をかけられて焼かれた死体。軍服を着た者はほとんどなく、大部分が平服の民間人で婦人や子どもも混じっているようでした」と説明されています。

村瀬守保は輜重隊に所属し、南京陥落から二週間ばかり城内に入ることは許されず、城内に入ったある日、下関に行ったといいます。そのときの写真でしょうから、十二月末か一月のころの写真です。

下関は激しい追撃戦が行われたところで、便衣兵の処断が行われ、上流での戦闘の死体も流れてきたでしょう。写真の死体はそういったものと考えられますが、見たわけでもないのに虐殺されたといっています。歴史の歪曲といえるでしょう。この写真は今年三月にアメリカで発行された「Japan’s Holocaust」にも使用され、こうして南京事件は宣伝されていきます。