八月十九日、NHKはラジオ国際放送の中国語ニュースのなかで「南京大虐殺を忘れるな」と放送しました。
NHKによると、これらは原稿放送のあと「尖閣列島は古来からの中国の領土。NHKの歴史修正主義とプロフェッショナルでない業務に抗議します」と中国語で放送し、さらに英語で「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。731部隊を忘れるな」などと放送、約二十秒にわたったといいます。
NHKは中国籍の外部スタッフによるものだとし、国際番組基準に抵触する極めて深刻な事態としていますが、このようなことが起きるのは、放送されたことがNHK内部で事実とみなされているからでしょう。昨年四月、林外務大臣が外務省ホームページの南京事件記述について根拠はありませんと発言したにもかかわらず、NHKはニュースなどでまったく取りあげていないことからも裏づけられます。