「教育を良くする神奈川県民の会」の第13回定期総会が七月七日に横浜市技能文化会館で開かれました。
現在の日本では、戦争が起きても戦う若者がきわめて少なく、若者の自己肯定意識も低く、そういった要因として南京事件を教科書に記述していることがあげられます。そのため「教育を良くする神奈川県民の会」は教科書会社に南京事件の記述を訂正するよう提案しました。
提案は五月上旬に行われ、その報告が総会で行われました。返答があったのは清水書院だけで、清水書院は「すでに公表公刊されている先行研究を参照しており、未発表の研究や史料また弊社編集部や執筆者独自の根拠・見解などによるものではありません」と回答しています。
かつて慰安婦は、記述されたり、消えたりしました。南京事件では、清水書院の「高校歴史総合」と自由社の中学歴史が記述せず検定に合格し、南京事件を記述しなければ検定合格しないといわれた基準は崩れており、また林芳正外務大臣が外務省ホームページの南京事件に記述の根拠はないと答弁したこともあり、記述を撤回させる機会です。「教育を良くする神奈川県民の会」は今後も訂正を求めていく方針です。