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「もう自殺外交はやめよう」(潮匡人)

 いわゆる南京大虐殺があったと日本が認めれば、どうなるか。

 そもそも「虐殺」は、戦争犯罪であり、国際人道法上の重大な違反である。もちろん「大虐殺」なら、その罪はより重い。

 重大な国際人道法上違反に対しては、国際法上、看過できない動きが進んでいる。

 一九六八年には、国連総会で「戦争犯罪及び人道に反する罪に対する時効不適用に関する条約」が採択された(一九七〇年発効・日本は棄権)。たとえばフランスでは、この条約が採択される以前から「人道に対する罪に対する時効不適用を確認する法律」を定めている(一九六四年法六四・一三二六号)。

 残念ながら、国際法上、時効がない。抗しがたい戦後の流れと評し得よう。

 今一つ忘れてならないのは、国際法上、普遍的裁判管轄権が認められている点である。具体的に言えば、「重大な違反行為をおこなった者または行うよう命じた者」を罰する立法や、容疑者の捜査、公訴提起または引き渡しが義務化されている(ジュネーブ条約・追加議定書ほか)。乱暴に言えば、捜査や訴追に国境の壁がない。幸いまだ実際には外国人を裁判にかける上でのハードルがあるが、相次ぐ国際刑事裁判所の創設にみられるごとく、国際法上の流れは確定している。

 にもかかわらず、日本が「大虐殺」を認めれば、どうなるか。刑事裁判に即して言えば、容疑者ないし被告人が自白したに等しい。実際に犯した行為ならいざ知らず、やってもいないことを、やったと自白する。「土下座外交」や「媚中外交」というネーミングも捨てがたいが、私は「自殺外交」と呼びたい。

 昭和の先人に冤罪を負わせる権利など、平成の政治家やマスコミにはない。この戦いには祖先の名誉と日本の将来がかかっている。

(潮匡人)

1 thoughts on “「もう自殺外交はやめよう」(潮匡人)

  1. 小松.com

    SECRET: 0
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    斯様な捏造の話題云々よりも、アメリカの原爆投下や無差別空爆はれっきとした事実である!!それから、朝鮮進駐軍、これも謝罪、賠償、土地の返還を要求して罰するべきである!!その他、通州事件や通化事件なども追及すべきである!!日本がダメなのはいつも受身であることです。敗戦国云々など、どうでもいいことで、事実は事実として攻勢に転じるべきです!!捏造の南京問題にダラダラ時間をかけ続けるのは敵の思うつぼである。

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